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2019年3月5日火曜日

那珂湊のお稲荷様

先日、散策した那珂湊は古い港町で大きな商家も多い。そのためか、商売の神様、お稲荷様がそこここに祀られていた。
中心をなすのが、市街の真ん中にある四郎介稲荷神社である。




文禄3年(1594年)に飯塚家初代四郎介が伏見稲荷を勧請したのが始まりというが、それとは別に、こんな伝説もある。
昔、瓜連(那珂市)の静神社の森に、狐の四兄弟が住んでいた。長男の源太郎は瓜連に残って川を守り、次男の甚二郎は米崎(那珂市)へ行き野を守る。三男の紋三郎は笠間で山を守り、四男の四郎介は那珂湊で海を守った。そうして、それぞれの地は栄え、土地の人々は狐たちを守り神としてお祀りしたという。
その一つが、この四郎介稲荷神社ということになろうか。


拝殿の狐の彫り物が楽しい。

お次は那珂湊駅近くにある、勇稲荷神社。
いわれは知らないが、実にユニークな形をしている。



なんと星形。両サイドの狐のレリーフも近代的なデザインである。

市場近くにも、何気なくお稲荷様がありました。


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