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2026年3月29日日曜日

春が来て、つげ義春が死んだ

今日の日記。

朝、パン、コーンスープ、魚肉ソーセージの卵炒め。

細々したことをやり、コーヒーを淹れて、長男と飲む。今日のNHK『自然百景』は冬から春にかけての筑波山の様子。豊かな自然に抱かれた、鳥や蛙たちの生態を見る。いつものことながら、すごい映像だよ。

妻とタイヤの履き替えに行く。待ち時間の間、吉田秋生『海街diary』を読む。吉田秋生は人を泣かす。涙が止まらなくなって困った。

昼は高山T君からいただいた「あんかけスパ」を、妻と次男が作ってくれる。

名古屋めしとして有名だが、食べるのは初めて。けっこう胡椒の辛さがくる。辛いけど旨い。ちょっと癖になる味だ。

午後はボイラーの灯油を入れる。18ℓで2500円をわずかに切るぐらい。少し安くなったが、安定供給はできるのだろうか。

選抜高校野球大会準決勝、大阪桐蔭対専大松戸戦をテレビで観る。一進一退の攻防の末、3対2で大阪桐蔭が勝った。持丸監督は、竜ケ崎一高、藤代、常総学院、専大松戸と在任したすべての学校を甲子園出場に導いた名将だ。77歳にして初のベスト4。勝ちに対するむき出しの欲がなくなって勝つようになってきた、という印象がある。いつか全国制覇してもらいたい。

妻と下の畑へ桜を見に行く。三分から五分咲きといったところか。見頃になったら皆で花見をしよう。

昨日見た東京の桜。東京は今がちょうど見頃。


夕方、地区の会議。18時20分帰宅。

夕食は、白身魚フライ、フライドポテト、ふろふき大根でビール、燗酒。酒は松盛と父が買ってきた菊正宗樽酒。両方旨し。フライには「燻りがっこのタルタルソース」をかける。おっ、一気に「和」に寄るな。いいねえ。妻が握った小っちゃいおにぎりもつまみにする。お腹いっぱいです。

食後にボウモアを飲む。


つげ義春が死んだ。亡くなったのは今月の3日。死因は誤嚥性肺炎という。享年88歳。つげらしく、突然、ひょいといなくなってしまった。

高校の時、小学館文庫で『ねじ式』『紅い花』を読んで衝撃を受けた。

大学の時に『必殺するめ固め』『夢の散歩』が出て、むさぼるように読んだ。

社会人になって、『COMICばく』が創刊され、つげの新作が読めるようになった。単行本化された『隣の女』『無能の人』も、もちろん読んだ。しかし、このつげの新作を読むための場所の存在が彼を追い詰める。1987年の『別離』を最後につげは新作を描かなくなった。その後、彼はサリンジャーのように、生ける伝説となった。

つげの漫画を言い表すのは難しい。不条理、文学的、エロティック、リアリズム・・・、どんな言葉を使っても、つげ義春をつかまえることはできない。ただ、根底にあるのは、からりとした笑いだったと思う。どんな悲惨な状況を描いても、それを笑いとばす、突き放したような余裕が、彼にはあった。

私は、つげ義春は「早世の天才」になるのではないか、と思っていた。彼がいつか自ら命を絶つのではないかということを、私は密かに恐れていた。実際、不安神経症に悩み、自殺を考えたと『つげ義春日記』に書いてある。しかし、彼は生活人としての「俗な強さ」も併せ持っていたのではないかと、今にして思う。

ともかく、つげ義春は生き延びた。その、「たまたまこちら側に来ているだけ」という、力の抜けた飄々とした生き方は、私の憧れでもあった。

つげさん、長い間ありがとうございました。あなたの作品を、まだまだ私は読んでいきます。





大学の同窓会に参加する

昨日の日記。

朝、御飯、味噌汁、ウィンナーソーセージ、スクランブルエッグ、佃煮。

妻が仕事に行くのに便乗して、駅まで送ってもらう。大学の国文科の同窓会が東京であるのである。

10時、東京駅到着。会まで間があるので、散歩することにする。まずは日本の交通の起点、日本橋へ足を向ける。


日本橋、兜町、小網町、蛎殻町、茅場町を歩き回る。並べるだけで風情のある町名。この界隈は、歴史的建造物が多い。


桜も満開。街歩きの詳細は後日、特集を組みます。

11時50分、会場のパパミラノ八重洲店に入る。国文科の同級生、15人程が集まる。私が親しいのは、静岡T君と同県のO君、それに北海道から参加のHゼミ長S君の3人。同じクラスだった女子が二人で、その他の10人ぐらいはほぼ「はじめまして」だ。それでも、幹事の方々の細やかな心遣いで、楽しい時間を過ごすことができた。

それぞれ大病をしたり仕事を辞めたり、色々あったんだなあ。卒業アルバムの顔写真でしかなかった人たちの人生が、話をしていくと濃厚に立ち上る。

15時終了。S君とドトールでコーヒーを飲みながら話をする。彼は妻を亡くして半年、引きこもりのように暮らしてきたという。それが東京に行って昔の仲間に会おうという気になってくれたのだ。落語や文学の話を1時間たっぷり。別れ際、「かみさんは大事にしろよ」とS君は言った。

それから、上野の養老乃瀧でちょい飲み。この前、東京を散歩した時、浅草口の近くにあるのを見つけ、目をつけていた。瓶ビールでカシラとシロ、南部美人でこはだをつまみ、切り上げる。詳細は「飲んだり食ったり」で。

上野駅でお土産を買い、17時47分発の電車に乗る。駅には妻が迎えに来てくれた。

19時半頃帰宅。風呂に入って、妻といただきものの花梨梅酒を飲む。冷やすと酸味が前に出て、さっぱりして旨い。

寝しなにティーチャーズ。盛りだくさんの一日だったな。同窓会のグループラインには、しばらくの間、投稿が絶えなかったよ。

2026年3月25日水曜日

千葉県東庄町の火の見櫓

高山T君との旅行中に見つけた火の見櫓。

銚子から香取に向かう途中の東庄町にあった。



 

しゅっとした形がきれい。ちょっと電線が邪魔だが。

すぐ近くに神社があって、こんな時計台があった。こういうの、初めて見たよ。

2026年3月23日月曜日

旅の昼飯

この前の旅の昼飯。

まずは佐原の小野川沿いにあったこのお店。


居酒屋でランチもやっているようだ。ご夫婦とおぼしきお二人で切り盛りされている。

土曜日で観光客でにぎわっている。昼時で、次々とお客が入ってきて、大変そう。

我々はカウンターに座り、メニューの筆頭にあるアジフライ定食を頼む。


アジフライ定食、1080円。4桁突入だが、大ぶりのアジフライが2枚、これが来たら文句は言えない。


 肉厚。身はふっくら。旨し。ビールが欲しくなるなあ。

店を出ると暖簾が外れていた。いい時に入ったな。満足満足。


2日目は銚子。利根川河口近くの川沿いの「いがわ」という定食屋。

こちらもご夫婦とおぼしき二人での切り盛り。

海鮮丼もメニューにはあるが、ちょいと値が張るので、レギュラーの定食にする。私はメニューの筆頭、生姜焼き定食。高山T君はあくまで魚、焼サバ定食を頼む。両方とも、ぎりぎり3桁。それとは別に、イワシの刺身を一人前取ることにした。

生姜焼き定食。小鉢陣も充実しておるではないの。

つみれとアサリの吸い物。つみれは自家製ではないが、うれしいじゃありませんか。

たっぷりの生姜焼き。これが飯に合わないわけがない。

そしてイワシの刺身。銚子はイワシというイメージが、私にはある。旨し。

以前は回転寿司もやっていたようで、店内に寿司レーンがあった。

二人で2500円。リーズナブルと言っていいと思う。

2026年3月22日日曜日

牛久大仏に行く

朝、トースト、スープ、ウィンナーソーセージ、スクランブルエッグ。

コーヒーを淹れて、『自然百景』『小さな旅』を観ながら飲む。

牛久大仏に義父のお墓参りに行く。

いい天気。義母、義妹親子と我々。孫が全員揃って、義父も喜んでくれていると思う。

お昼は義母が予約しておいてくれた「ステーキのあさくま」へ。私はハンバーグとランプ肉のステーキセットをご馳走になる。ここのサラダバーは、サラダ、スープ、ライス、カレー、麻婆豆腐、デザートが食べ放題。ああ、どうしてもカレーを食べてしまう。旨し。

もちろん、ハンバーグもステーキも旨し。もう腹いっぱい。麻婆豆腐はもう無理。デザートが入る余地はない。

14時過ぎ帰宅。テレビを見ながら、うとうとする。

大相撲千秋楽。今日は強い高安。優勝を決めた霧島は連敗。結びは横綱豊昇龍が大関安青錦に初勝利を挙げた。安青錦は負け越し。苦い綱取りの場所となった。

妻と次男と夕方ビール。

夕食は、父が刺身を買ってくる。それで松盛の燗。腹は減らないが、それでも刺身は旨い。鰹が出始めたか。にんにく醤油で食べる。お義母さんが持たせてくれた鶏レバー煮も食べる。堪んない。食後にティーチャーズ。

この三連休はよく食ったな。月曜からは節制に心掛けよう。

2026年3月21日土曜日

石岡を散歩する

朝、御飯、味噌汁、ハムステーキ、納豆。

コーヒーを淹れて、『ばけばけ』総集編を観ながら飲む。

妻は仕事に行った。

息子たちが土浦に遊びに行くというので、車で駅まで送る。

私はついでに石岡を散歩することにする。中町駐車場に車を止め、歩き始める。

よく晴れて暖かい。国分寺の方へ足を向ける。早咲きの桜が咲き始めたようだ。


こぶしも満開。

東京庵でお昼にする。


親子そば。700円。

食後の運動にもうひと歩き。光線が素晴らしい。



回り道をしてガソリンを入れ、13時頃帰る。

ラフカディオ・ハーン『怪談』読了。随分前に読んだのの再読。やっぱり朝ドラの影響は大きいな。怪異を題材としながら静かな文体。異界は日常と地続きにある。平井呈一の訳が、またいいんだよね。ちょっと漱石の『夢十夜』を思い出す。

大相撲は優勝を争う三人が全て敗れ、関脇霧島の優勝が決まる。「荒れる春場所」らしい結果になった。高安は7連敗で負け越し。そんなところも高安らしい。

夕食は、ホットプレートで鶏肉、牛肉、イカ、ホタテ、フランクフルトソーセージなどを焼きながら、ビール、剣菱の燗を飲む。旨し。シメは息子たちが買ってきたクーロンヌのメロンパン。大きさもちょうどいいし、甘くもない。ちょっと一般的なメロンパンとは違う。旨かったよ。

食後、妻は白ワイン、私はティーチャーズを飲む。

寝しなにボウモア。


日米首脳会談のことはもういいや。「世界に平和と繁栄をもたらすことができるのはドナルドだけ」か。真っ先に戦争を始めたのは誰だよ。彼女の言っていることが日本国民の総意ではないということは言っておく。

2026年3月20日金曜日

彼岸の中日、甥の法要

彼岸の中日。

朝、ぼた餅、吸い物、目玉焼き、ウィンナーソーセージ。お彼岸だというので、父がぼた餅を作った。うちのぼた餅は、もち米を炊いてこし餡をのせる。久し振りに食べた。旨し。

一家で墓参りに行く。けっこうな雨。



そのまま、かすみがうら市のお寺へ。甥の四十九日法要がある。

父の指図で30分前にお寺に着く。どうやら一番乗りらしい。間もなく妹たちも来るだろうと、駐車場の車内で待つが、なかなか来ない。日にちを間違えたか、不安になる。直前に無事、全員集合。

滞りなく法要が執り行われる。浄土真宗は自由な感じがするな。


甥の葬儀の時、三親等だからてっきり忌引きが適用されると思っていた。ところが、職場の規定を見ると、忌引きは三親等の尊属まで認められ、卑属は適用外だということが分かった。どうも、制度と感情が釣り合わなくて困った。親(尊属)の兄弟姉妹と兄弟姉妹の子(卑属)で引かれる線。「尊」と「卑」という言葉で切り分ける法規。私たちが生きている社会はそういう仕組みになっているのか。

法要後は、神立の喜作で会食。逝去から、とりあえず今日で一区切り。美味しい料理、美味しいお酒で、甥の思い出話に花が咲く。和やかな宴席。それでも家族の悲しみは深い。妹は未だに眠りが浅いという。

15時解散。もう雨は上がった。家に帰って、とろとろ眠る。

夕方、お寺から拝みに来る。これを棚経と言うらしい。住職の息子がお経を上げてくれる。うちの長男のひとつ上。中学校の先輩だ。この前結婚したという。随分大人になったなあ。

妻と夕方ビール。

夕食は、インスタントの味噌汁に珍味を焙って剣菱の燗。次男も飲む。腹も減っていないが、飲みながらまあまあ食べてしまう。

寝しなに普段使いのティーチャーズ。


31年前の今日、地下鉄サリン事件が起きた。朝、NHK-BSでドキュメンタリーをやっていたので、思わず見入ってしまった。その中で、実行犯と同じ大学の研究室にいた人の言葉が心に残る。

「人の脳には限界がある。人知を超えた真実に迫ろうとした時、神秘主義者の入り込む隙が生まれる」

「彼と自分を隔てる壁は極めて薄い。自分が彼になっていたとしても、不思議はない」

長男の心にも響くものがあったのかもしれない。


諸行は無常であり、エントロピーは増大する。私にできるのは、この時この時を大切に生きることしかないな。間違ってばかりいるけれど。