龍ヶ崎を歩く

先日、龍ヶ崎の街を歩いた。
茨城県南部の古い町だ。かつてはこの地域の商業の中心として栄え、関東鉄道龍ヶ崎線の龍ヶ崎駅から東に街並みが続く。ただ、地方都市の宿命か、旧市街は見事に寂れている。

車を駅前の駐車場に置いて、だらだらと東へ歩く。
この日は雨。この頃、雨の街歩きが多いなあ。

関東鉄道龍ヶ崎線。常磐線佐貫駅から龍ヶ崎駅を結ぶ、4.5㎞のローカル私鉄。佐貫と龍ヶ崎の間には入地駅、一駅があるのみである。一度乗ってみたい。

駅前には米薬師堂がある。早速お参り。

女人講の奉納額。

いよいよ街並みを愛でつつ歩く。

 

 

 

 

 

 

街なかには八坂神社がある。

 

 

元は商家があったのだろう。ぽつんと蔵だけが残っていた。

 

かつては伊達藩の領地だったようだ。

元横綱稀勢の里。龍ヶ崎市の小中学校を卒業した。

１時間程歩いて駅に戻る。

車に乗って稲敷方面に向かうが、この辺りにもいい感じの建物を見つけたので、ちょっと車を止めて写真を撮る。

 

看板建築。

この日は大部分にシャッターが下りていた。
名物の龍ヶ崎コロッケを買い食いしたかったけど、それらしきお店はなかったなあ。
また今度、ゆっくり歩いてみたい。

週末の日記

先週の金曜日は台風の影響で１日中大荒れの天気。
職場のある地域では避難勧告も出た。帰りは危険個所を避けて、遠回り。ものすごい雨でさすがに怖かった。

昨日の朝、長男を学校に送ったついでに霞ケ浦の堤防に行ってみたが、相当水位が上がっていた。川沿いの家では浸水しているところもあった。今月は毎週のように災害が起きている。

この日は風もなく、逆さ筑波が見えた。

船溜まりも、普段は車で下りられる所が完全に水没している。

この週末は吾妻ひでおの『不条理日記』、『失踪日記』、『逃亡日記』を立て続けに読んだ。
やっぱり吾妻ひでおはすごいなあ。特に『失踪日記』。ホームレス生活、複雑な家庭環境、鬱、アルコール依存症と、深刻で悲惨な内容でありながら、視点は冷静、自分を客観視し、しかも笑いに昇華させている。『逃亡日記』ではその舞台裏が語り尽くされる。いやあ圧倒された。

今日は仕事。まあまあ疲れた。
夕食は寄せ鍋で酒。

吾妻ひでお氏死去

この前、物置から吾妻ひでおの『不条理日記』、『失踪日記』、『逃亡日記』を持って来た。その前日、吾妻ひでおの訃報を知ったのだ。69歳、食道がんで闘病中だったのか。
大学の頃、雑誌『マンガ奇想天外』で吾妻に目覚めた。それまでは、少年チャンピオンで連載していた『ふたりと５人』（あれも面白かった）のイメージしかなかったが、『不条理日記』を中心としたSFパロディのぶっとんだ面白さといったらなかった。〝リトル・メジャー〟いしかわじゅんと〝ビッグ・マイナー〟吾妻ひでおとの、まるで桂歌丸と三遊亭小円遊のような抗争もあったなあ。私がいちばんマンガに熱中していた時代だった。
それから、何年かのブランクを経ての『失踪日記』の衝撃も忘れ難い。吾妻はやっぱりぶっとんでた。
吾妻ひでお氏のご冥福を祈ります。合掌。

その日は午後から落語の稽古に行った。
時間があったので、霞ケ浦の西岸を南下して寄り道をしながら行ったよ。

この日は梅八さんは風邪を引いてお休み。
私は『棒鱈』をやる。