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2020年2月26日水曜日

平日のお休み

平日の休日。
朝、パン、カレー。妻は仕事に出掛ける。
自由登校で家にいる長男にコーヒーを淹れてやる。
ベニー・グッドマンのレコードを聴きながら、『平家物語』を読む。
長男が荷物を取りに行きたいというので、学校へ連れて行く。
昼を土浦中城通りの蔵で食べる。


ここで何度もコーヒーは飲んだが、食事は初めて。
ビーフシチューのセットをいただく。旨し。

向かいが、長男が食べたチキンクリームカレー。




煉瓦造り。ステンドグラス。落ち着くなあ。


中城通りは古い町並みが残っていて、散歩してもいい感じです。


せっかくだから少しドライブをして帰ろうということになり、稲敷まで足を延ばす。
ずーっと気になっていた、「こうのの大福」を買う。



帰って皆でおやつに食べる。旨し。
夕食は蒸し鍋、鶏のバター醤油焼き、かぼちゃの煮物で酒。
食後にアイリッシュウィスキーを少しだけ。

久し振りにのんびりしたな。『平家物語』は「木曾最期」を過ぎた。まさに名文、まさに名場面。高山T君と木曽路を旅した時、義仲の墓を見たのを思い出した。

2020年2月23日日曜日

阿字ヶ浦の宴


今年もまた、昔の職場の仲間と海辺の宿で宴会をした。
今回はKさん、OHさん、OTさん、Sさん、Iさんと私を含め6名の参加。Iさんは2011年以来、9年ぶりの参加となった。

最近のコロナウィルス騒ぎで、長い時間電車に乗るのが何となく嫌だったので、今回は車で行った。昼ちょっと前に宿の駐車場に車を停めて、阿字ヶ浦駅に歩いて行く。
あまり人がいないだろうと思っていたのだが、結構な数の撮り鉄の皆さまがいらっしゃった。


15分くらいなら列車もいいかと、湊線で那珂湊まで行く。


ぶらぶら歩く。天満宮にお参りをする。





もう何度も歩いているのだが、那珂湊の街並みはいいねえ。




昼食はいつものチェリー食堂。


今回も焼きそばでビール。




それから市場へ。


海を見ながら蟹味噌で燗酒。旨し。


ぶらぶら那珂湊駅に向かう。



那珂湊から湊線で阿字ヶ浦に戻る。


3時半ごろチェックイン。まずは風呂に入って缶ビールを1本。至福のひと時。
散歩の途中、那珂湊のきうち書店で買った『義烈千秋 天狗党西へ』を読む。
6時から宴会が始まる。



昔話に花が咲く。皆、よく覚えているなあ。
8時頃部屋に移って二次会。日付が変わる頃まで楽しい時間は続くのでありました。

翌朝、宿の近くで映画のロケをやっていた。


宿のおかみさんの話では、キンプリの誰かと朝ドラ俳優の誰かとが来ているらしい。

2020年2月21日金曜日

『力道山物語≪深層海流の男≫』(牛島秀彦・徳間文庫)


力道山という人に興味があった。
もう知らない人も多いのかなあ。日本のプロレス草創期のカリスマ。空手チョップで外人レスラーをばったばったとなぎ倒し、敗戦で沈んだ国民を奮い立たせた。
私が物心ついた頃は力道山既に亡く、ジャイアント馬場とアントニオ猪木の二枚看板の時代だった。それでも、力道山はその上に君臨する伝説のプロレスラーであった。
私の祖母も、川崎の伯母もプロレスファンで、特に祖母などは喘息でぜえぜえしながらも、コタツの足を握りしめて、テレビの日本人レスラーに必死の声援を送っていたものだ。

我が国の国民的英雄だった力道山が、朝鮮の出身だったということを知ったのは、大学を卒業した後だったと思う。
この本を買ったのもこの頃だ。奥付を見ると、1983815日発行、とある。
初めに読んだ時は面白いと思わなかった。「力道山の時代」を辿って行くだけで、肝心の力道山に対する記述は、それほど多くなかったからだ。(力道山より、児玉誉士夫や田岡一雄などのほうが紙幅を割いている印象があった。)
しかし、今回再読してみて、その面白さに唸った。
戦後の混乱期の裏歴史を丹念に綴って行く。これにぐいぐい引き込まれる。
帝国軍人の生き残り、戦犯上がりの政治家、闇屋、ヤクザ等々がGHQに取り入って、利権やら権力やらを手に入れていく過程がすごい。ソ連・中共に対抗し、日本を防共の砦としたいアメリカと、大日本帝国の亡霊たちの利害が一致したのである。彼らはもつれあいながら、お互いがお互いを利用し尽くす。(1960年に予定されていた、猛烈な反対運動が繰り広げる中でのアイゼンハワー来日において、政府は警官による警備体制が手薄だったのを、ヤクザで補強しようとした。この頃既に、権力と反社会的勢力は親和性があったのである。)
結局、戦後民主主義は、そのスタート時点で大きく歪んでいたのであり、むしろ、近代民主主義の根幹をなす個人の確立などという概念は、端から必要とされなかったのである。
力道山もまたそれらの闇社会と結びつき、持ちつ持たれつの関係を築きながら、プロレスのカリスマへとのし上がって行く。
彼は日の丸を背負った英雄でありながら、その出自ゆえのパラドックスを常に抱えていた。彼は栄華を極めながらも孤独だった。大きな試合の時は興奮剤を用い、その後酒場で暴力沙汰を繰り返す。(私がちょっと調べただけでも、力道山の暴力事件を報じた新聞記事の日付は、1954919日、195599日、19571017日、1959125日、同年1229日、1961年年69日。もう異常と言うしかない。)
そして、ついに力道山は1963128日、酒場でのいざこざがもとで暴力団員に腹部を刺され、1週間後の16日に入院先で死ぬ。暴力に明け暮れた力道山は、いわば暴力に飲み込まれた形で死んだ。
ラスト近くの、朝鮮総連国際局、白漢基の言葉が重い。少し長くなるが引用する。
「日本社会のなかに、朝鮮人に対する蔑視思想、即ち日本人は優秀民族で、朝鮮人は劣等民族であるということを徹底的に天皇制教育でたたきこんでおったようですね。これは、その時代の支配階級が政策としてやりましたけれども、三十余年たった今日においては、日本の子供はね、そういうことはほんとうは、よう知らないわけですよね。にもかかわらず、力道山時代を含めて、今日まで、スポーツ、芸能の世界で差別があるわけですが、力道山自身が自分の経歴を偽ったのか、周囲の人間が偽ったのか知りませんがね・・・。往々にして、日本の社会そのものが、そういう扱いをやっておるわけですよ。それで朝鮮人の名前では、一流の選手、芸人にはなり得ないという問題が一つありますね。(中略)日本人の母親といっしょに、差別に泣いた母子の物語、というのは出てきても、その陰にいる朝鮮人の父親の苦悩はぜんぜん現れないんですよね。日本人の対朝鮮人への抜きがたい蔑視といったものを、私なんかは、そういうところに感じるわけですよね」

この本が出た1983年当時より、状況はさらに悪化している。
我が国の、あらゆる階層の人々が(それがほんの一部であるにせよ)、隣国に向かって侮蔑の石礫を投げつけている。建前ではあったろうが、それでも我が国が標榜していたはずの「民主主義」が、今、目の前で、目に見える形で崩壊しようとしている。
力道山が空手チョップで打ち続けていたのは何なのか、酒場で荒れ狂っていたのはなぜなのか、私には分からない。
しかし、あの時代にあった「深層海流」は今も変わらず流れていて、それが不気味に姿を現しつつあるように、私には思えてならない。

2020年2月18日火曜日

神崎町


千葉県神崎町。先日、江戸や亭に出た時、時間を見つけてちょっとだけ歩いた。
水運で栄えた町。上の写真は河岸通り。まっすぐ奥に利根川の堤防がある。銚子や霞ケ浦から佐原へ出て、さらに関宿、野田、江戸へと向かう航路の途中にある。
水運の町の例にもれず、酒や味噌などの醸造業でも栄えた。今「発酵のまち」として売り出し中でもある。
規模は小さいが、歩いていて楽しい。











ちょっと前に「道の駅」で純米酒を買った。旨かったな。

2020年2月16日日曜日

暖かい週末

昨日の日記。
朝、パン、スープ、スクランブルエッグ、ウィンナーソーセージ。
『平家物語』を読む。
次男が図書館に勉強に行く。散歩がてら様子を見に行く。

今年は梅の開花が早かった。
ついでに天狗党の田中愿蔵の本を読む。11時半頃帰る。
昼は冷凍ドリア、肉まん。
午後も次男は図書館へ。私は家で『平家物語』。ラフマニノフのピアノ協奏曲を聴く。
夕食はピーマン肉詰め、鯖の水煮オニオンスライス載せ、ひじき、マカロニサラダで燗酒。
食後に妻と赤ワイン。
寝しなにアイリッシュウィスキー。

今日の日記。
朝、御飯、スープ、ベーコンエッグ、マカロニサラダ、あみの佃煮。
一日中雨。『平家物語』を読む。
次男は図書館へ行く。お昼頃、迎えに行く。ついでに天狗党の田中愿蔵の本の続きを読む。
昼はにゅう麺とお握り。
午後も次男は図書館へ行く。
私はモーツァルトのピアノ協奏曲、20番と21番を聴きながら『平家物語』。
清盛が敵対するものを躍起になって潰してゆく。特にあからさまな人事を利用するとこなんざ、我が国の殿様を見るようだ。「清盛死去」まで読み進める。
夕方ビール。
夕食は豚バラ白菜鍋、ツナとオニオンスライスのサラダ、ジャーマンポテトで燗酒。
食後にアイリッシュウィスキー。

テレビは新型コロナウィルスでもちきり。カミュの『ペスト』が読まれているらしい。


2020年2月14日金曜日

としまる 味噌ラーメン

小美玉市栗又四ケ、「としまる」の味噌ラーメン、830円。
お客のほとんどは限定メニューを食べていたけど、初めての入店なので、ここはレギュラーメニューを選んだ。

カメラを持っていなかったので、ケータイで撮りました。

チャーシューの下に、もやしと挽肉を炒めたのが載っている。やっぱ味噌ラーメンには、もやし挽肉炒めだよな。私としてはそれだけで充分なのだが、チャーシュー入りの豪華版。他の店では味噌チャーシュー麺という感じか。


旨し。パンチがあるわけではない。どうだ旨いだろ、という押しつけがましさのない、やさしい旨さ。にんにくのトッピングもあったので、パンチ方面はそちらが担当しているのだろう。次回、試してみたい。
カウンター内の仕事ぶりも誠実で丁寧。おお、ビールはハートランドではないか。色々行き届いているねえ。
お店はこちら。ピントがぼけぼけだけど。



小美玉の国道355号線沿いは、あの喜元門が最初に開店した所である。
20年ほど前、開店間もない喜元門に、私は職場の仲間とよく足を運んだ。後には行列ができる店になったが、当時はすぐに入れて、すぐに食べられた。旨かったよ。そのうち、あっというまに大評判になり、やがて店はより大きなマーケットを求めてつくばに出て行った。
同じ時期に「ひまわり」という店もあった。ここも頑張っていたが、喜元門とはちょっと実力差があり、客の入りにも差があった。私たちは、むしろ空いていた、ひまわりの方をよく使った。しかし、ひまわりは「ガーリック・トマト・ラーメン」という大ヒット作を出す。こうして、一気に上昇気流に乗った。そして、この店も、より大きなマーケットを求めて東京へと出て行ったのだ。

できれば、としまるは、ずっとここで頑張ってほしいんだがなあ。

2020年2月12日水曜日

根岸 世茂利奈のビーフカレー

根岸のお昼は「世茂利奈」。何度か前を通って、気になっていたお店。
ほら、この佇まい、素敵でしょ。



スパゲティーとカレーのお店。男性一人で切り盛りをしている。
せっかちな私は早く出てくるであろうカレーをチョイス。ビーフカレー、600円。コーヒーを付けて、プラス150円。

スープ付き。
王道のビーフカレー。

適度な辛さ、旨し。

食後にコーヒーを飲むのが好き。
ほんとはビール飲みたかったけどね。ちょっとこの日は飲めなかったのよ。
落ち着いた居心地のいいお店でした。

薄い建物でもありました。