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2014年1月28日火曜日

ちょっとしたおつまみ

ありあわせのもので、ささっと作るつまみというのに心惹かれるのだ。
例えばこんなシチュエーション。

「ただいま。」
「お帰り。今子どもたち、お風呂入ってるの。出たら晩御飯にするね。」
「今日はちょっと疲れたな。ビール1本飲もうかな。」
「いいよ。着替えといでよ。」
着替えてビール持って食卓につく。
すると、「御飯までこれで飲んでて。」と言いながら妻が小皿か小鉢に入れて持ってくる。
あると嬉しい、そんなひと品。
では、いってみます。

油揚げをさっと焼いて短冊に切って葱をのせたの。
しらすおろし。
わかめを胡麻油で炒めたやつ。
冷奴、葱と鰹節をのせて。
梅干しの種をとって、紫蘇と鰹節をまぜて叩いたの。
そういうのが一品。
肝は、そんなに手は込んでないけど、ちょっとひと手間かけてるもの。

そいつをつまみにビール1本飲んだ辺りで皆が食卓に揃い、そこで本格的な晩酌が始まる、なんてね。
ま、奥さん忙しいから、そんな時間差なくていいよ。

2014年1月26日日曜日

大洗に行く

次男のかねてからのリクエスト、大洗の「わくわく科学館」に行く。妻は風邪気味でお留守番。
たっぷり2時間、理系男子の子どもたちは大喜びで遊んでいた。
日本原子力開発機構が建てた施設。このご時世だが、ちょこっちょこ原子力に関する啓発展示はある。こういう所では、放射線がさほど危険ではなく、原子力がいかに我々の生活に役に立っているかということは教えてくれるが、福島第一原発から広範囲に大量に飛び散った放射性物質や、ダダ漏れの汚染水による影響なんかは教えてくれない。そうだよな。情報ってのは流す方にメリットがあるのでなきゃ流さないよな。

大洗土産といえば、今や「ガールズ・アンド・パンツァー」らしい。

お昼はコンビニで買って、車の中から海を見ながら食べる。ハムときゅうりのサンドイッチとコーヒー。
食後は海岸に出る。風が出て波が荒くなる。

妻のお土産にアイスを買う。
夕方にビール、晩飯は刺身で酒。

2014年1月24日金曜日

鹿島臨海工業地帯

この間、仕事で神栖に行った。
その帰り、鹿島港付近をうろつく。
実は私、工業地帯の風景も好き。
高速を使って、川崎から横浜へ行く時なんかぞくぞくする。

では茨城が誇る、鹿島臨海工業地帯の風景です。





宇崎竜童とか泉谷しげるなんかの歌声が聞こえるような光景ですな。

2014年1月22日水曜日

水戸を歩く②

昨日の続き。
末広町から大工町の交差点に出て、駅の方に向かう。
よく晴れて空気が冷たい、気持ちのいい冬の日でした。
私の法則で「床屋の建物は味がある」というのがある。
この自転車屋さんもいいねえ。
色っぽいお姉ちゃんの看板の前、駐車場で猫の集会。
このお店は役目を終えたようですな。
泉町会館。かっこいい。アップはこちら。

駅近く、大銀杏の側のカフェで昼食。ビーフシチューにトースト、サラダとコーヒーが付いて900円。美味しくいただきました。

2014年1月21日火曜日

水戸を歩く①

先日、水戸を歩いた。
末広町辺りから水戸駅まで、約1時間。
まずは末広町付近。
こういう町の電器屋さんの雰囲気は好き。
リサイクルショップのメッセージって熱いなあ。
回天神社参道。しぶい店が並ぶ。
建物は古いが商売は新しい。
かっこいい蔵だけど、よく見ると震災の痛手があるんだよねえ。
この看板のメッセージも熱いねえ。
街中に突然現れる裸婦像。よく見るけど、ちょっと唐突なんじゃないですか。

2014年1月20日月曜日

芸術新潮1月号「つげ義春特集」

芸術新潮1月号は「つげ義春特集」。
実は私、高校の頃からのつげファンである。
同世代のつげファンと同じように、小学館漫画文庫の、『ねじ式』と『紅い花』で衝撃を受けた。
大学の時には、『必殺するめ固め』『夢の散歩』が出て、熱狂して読んだ。
昭和の末期には「コミックばく」が創刊され、毎号つげ義春がメインを張った。あの寡作なつげの新作が毎号雑誌で読める至福の時を、「コミックばく」は提供してくれた。
芸術新潮の目玉企画は、「原画で読む『紅い花』『外のふくらみ』」「4時間に及ぶロングインタビュー」。いやあもう堪んない。
中でもインタビューは圧巻。あまり表に出ることがない、現在のつげ義春の姿がよく分かる。これを読むと、ここ27年間沈黙を保ってはいたが、つげ義春は一貫してつげ義春だったのだなあ。
つげはもうマンガは描かないという。目の衰えと、引きこもりの息子の世話がその理由である。そうか、マンガやエッセイでおなじみのあの息子さんは、引きこもりになってしまったのか。(息子さんは40歳に手が届いているはずだ。)感慨深い。
前述の2作品以外にも、原画や写真を多数掲載。つげ義春ファンには永久保存版ですよ。

2014年1月10日金曜日

桂文楽のスタジオ録音

職場の同僚が、「聴きます?」と言って落語のCDを貸してくれた。
『桂文楽セレクト』という「明烏」、「酢豆腐」、「厩火事」、「鰻の幇間」、「船徳」、「寝床」が入った2枚組。
音源は昔ビクターで出したLPレコードの『桂文楽全集』から。客なしのスタジオ録音である。
この音源は、ラジオ放送でもよく使われた。私が中学生の頃、カセットテープに録音した「鰻の幇間」も、この録音が音源となっていた。
落語の録音は、圧倒的にライブ盤の方がいい。やはり芸は客との共同作業。スポーツだって、観客がいるのといないのとでは、選手のパフォーマンスが違う。それと同じだ。
でも、改めて聴いてみると、この録音の出来がけっこういいのだ。収録は、昭和36年、37年。入歯を入れたばかりとはいえ、桂文楽の体力気力がまだまだ充実していた時期である。私はイヤホンで聴いていたのだが、これがまたいい。文楽の息遣いが直接耳に届いてくる。聴いていると、客がいなくても、次第に文楽が噺に入り込んでいく様子が手に取るように分かる。そのドライブ感、躍動感たるや、ライブ盤に迫る勢いだ。
その昔、立川談志と橘家圓蔵が前座だか二ツ目だった頃、文楽に「寝床」の稽古をつけてもらったことがあった。普通、噺の稽古は、特に感情を入れず、解説を加えながらぼそぼそと喋るのに、文楽は本番さながらの熱演をした。不器用だった文楽は、そういうふうにしか落語を喋れなかったのだろう。談志は圓蔵と帰る道すがら、「いいのか、俺たち、無料(ただ)であんな噺を聴いて」と興奮冷めやらぬ面持ちで言ったという。
私は客なしの「寝床」を聴きながら、若き日の立川談志のように、贅沢な気分に浸った。そうだな、それは私だけのために文楽が演じてくれているようにも思えたのだ。
客なしの、スタジオ録音の名作と言えば、三遊亭圓生の『圓生百席』がある。こっちの方は、圓生の完璧主義が見事に結実したものだ。圓生は、自らの録音を聴きながら、とちりを修正したり、間を詰めたりする編集の指示を出したという。
それに対し、文楽の方には一発録りの勢いがある。『圓生百席』は、ポール・マッカートニー主導によるビートルズ後期のスタジオ録音を思わせるが、文楽の方は、同じビートルズでも、デビューアルバムの「ツイスト・アンド・シャウト」のジョン・レノンの絶唱のようだ。
面白かった。同僚に感謝感謝です。

2014年1月7日火曜日

七草

今日は七草。朝は七草粥を食べる。
うちの七草粥は、七草を名乗っていても、入っているのは、ほうれん草のみ。(ほうれん草って、春の七草にも入っていないじゃないか)
雑煮は、具は人参のみだし、うちの正月料理って質素だなあ。
その代わりと言っちゃなんだが、うちの七草粥は、豪華餅入りだ。
以前は母が土鍋で作っていたが、母が病気になってからは、妻が作っている。
妻が「どうやって作ったらいいか分かんない」と言うので、私が「電子レンジで温めた餅の上から、炊飯器で炊いたお粥をかけたら」とアドバイスしてみた。
これが結構旨い。
昔はこれに砂糖をかけて食べた。(親父は今も砂糖をかける)
さすがに朝から甘いのも何なので、私はそのまま食べているが、正月で疲れた胃にやさしい。
昔からの習わしっていうのは、ほんとよくできてるなあと思います。

ついでに、落語に『七草』という噺がある。
「七草なずな、唐土の鳥が、日本の土地に、渡らぬうちに、とんとんぱたりとんぱたり、おててってって」と囃しながら、七草をまな板の上で叩いたそうな。吉原の七越という花魁、つまみ食いの癖が玉に瑕。ある時、ホウボウをつまんだところ、喉に骨が引っかかってしまう。苦しんでいるとお客が、箸で花魁の背中を叩きながら、「七越、泣くな、ホウボウの骨が、ささらぬうちに、二本の箸で、とんとんぱたりとんぱたり」とやると、七越が「痛てってって」
三遊亭金馬が初席でよく演る。小品だが、なかなか味があっていい。
先代が名人で、本人は落語協会に後から入ってと、ちょっと割を食っている感はあるが、貴重な落語家だと思うぞ。私自身、あの軽演劇的な雰囲気が苦手だったが、今は好き。大事に聴いていきたい落語家の一人です。

2014年1月6日月曜日

初詣

この間、妻子を連れて、村松虚空地蔵尊に初詣に行った。
今年は随分人が出ていたねえ。
毎度書いていることだが、虚空地蔵尊は丑寅の守り本尊。ふと見ると、屋根の上にも牛と虎がいた。長年行ってたけど、気づかなかったなあ。
写真では旗の真横の辺りに小っちゃく写っております。
お参りを済ませ、次男のリクエストに応え、ひたち海浜公園に行く。
昼飯にラーメンと、村松の屋台で買った大判焼きを食べる。
風が冷たい中、子どもたちは元気に遊んでいた。「子どもは風の子」だねえ。
下の写真は、海浜公園にあったポスター。
このぐらいはじけなきゃ面白くない。いいんじゃない。

2014年1月3日金曜日

新宿末広亭12月下席昼の部

年末に行った寄席のレポート。
末広亭はほんと久し振り。暫し、この佇まいを鑑賞する。
テケツで入場券を買い、係のお姉さんの案内で客席へ。おっ、椅子が新しくなってる。缶ホルダーまで付いているではないの。
高座では春風亭勢朝が『大師の杵』を演っていた。
お次は、いなせ家半七。小噺二つ。長男は二つ目の、お尻にバナナとかりんごとか入れるやつに大喜びしておりました。
江戸家猫八の物真似。鶯を久し振りに聞いたけど、いいねえ。ニワトリやさかりのついた猫なんかもバカバカしくていい。
橘家圓太郎は『浮世床』の本の所。ここで昼飯に飲んだビールが効いてくる。心地よい繰り返しのリズムに気が遠くなる。
桂ひな太郎、『幇間腹』。本人曰く「落語界の玉三郎、または病み上がりの舟木一夫」。元は古今亭志ん朝門下で古今亭志ん上を名乗っていた。現在は桂文楽門下。端正な高座。
客席は満席だが、ちょっとおとなしめ。なかなかはじけない。
ここでストレート松浦のジャグリング。子ども連れにはこういう色物の存在はありがたいね。長男も食い入るように見ておりました。
林家鉄平、『権助魚』。25年以上前、鉄平さんとちょっとした仕事をした。それ以来。郷ひろみと同い年なんだ。きっちり演ってた。長男はツボに嵌ったらしく、今も真似をしております。
入船亭扇遊はここで『子ほめ』。上手いねえ。こういう人がいると高座がしまる。
柳家紫文の俗曲。鬼平やって15年とのこと。何度聞いても面白い。
ベテラン金原亭伯楽は『宮戸川』。今は亡き古今亭圓菊のもよかったなあ。こういう噺はベテランがいいねえ。
ここで中入り。
クイツキは鈴々舎馬るこ、『転失気』。クイツキらしからぬ語り出しだが、ネタに入るとエンジン全開。和尚と珍念のキャラが最高。最後に珍念がぐれちゃうのが納得。もはや一人コントといった趣だね。長男は大喜び。ここへきて客席がはじける。
ホームランの漫才。ネタは東京オリンピック。東京漫才のトップ集団に入って来たね。私は大好き。ふとプログラムを見たら、夜の部にあした順子がピンで出ている。ひろし先生がいないのは寂しいなあ。
五明楼玉の輔は『マキシム・ド・のんべえ』。三遊亭白鳥作の新作だよね。今は割と人の新作を演る人が多い。(柳家はん治も桂文枝ネタをよく演る。)こうして新作がスタンダードになっていくのもいいと思う。これも長男が大喜び。今もよく真似している。
林家錦平『紀州』。先代三平門下では珍しい古典派。手堅い高座。
膝替わりは大神楽、鏡味仙三郎社中。
そしてトリは春風亭正朝の『淀五郎』。人情噺にせず、笑いを適度に交えた明るく軽やかな仕上がり。いい噺だねえ。こういう噺でしめてくれると、たっぷり落語聴いたなあという気持ちになる。
この日は昼夜入れ替えなしだったが、とても夜のトリまではいられない。子ども連れでもあるし、ここで切り上げる。
学生の頃は、昼夜ぶっつづけなんてざらだった。今思うと贅沢な時間を過ごしていたんだね。
暮れかかった新宿の街を息子と帰る。いい一日だったよ。

2014年1月1日水曜日

明けましておめでとうございます

朝は家族で雑煮を食べ、ちょっとばかり酒を飲む。
それから地区の新年会。今年は2時過ぎまで盛り上がる。
散歩がてら近所の神社へ初詣。いい年でありますように。
昼酒は効くなあ。午後はずっとごろごろしていました。

下の写真は近所の神社。