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2025年6月21日土曜日

夏至の午前、『あんぱん』を観る

朝、トースト、紅茶、ウィンナーソーセージ入りスクランブルエッグ。

朝ドラ『あんぱん』の総集編を妻と観る。

妻は「やっぱり本編を観ないとダメよ」と言って仕事に行った。


というわけで、BSで一週間分の再放送を観た。これまで、暴力といじめを統治の手段として有効に使う軍の本質が描かれてきたが、今週は憎悪の連鎖と飢餓という戦場のリアルを見せつけられた。「聖戦」なんてどこにも存在しないのだな。戦争が終わり、これまでの「正義」が瓦解した後、人々がどう生きていくのか。来週もきっと観てしまうのだろうなあ。

ゆで卵に殻ごとむしゃぶりつく兵士。親の仇を討つため無邪気さを装って日本兵に近づく中国人の子ども。戦争が人間を人間でなくしてしまう。いや、これこそが人間の本質で戦争がそれを暴き出すのか。私には分からない。そして、リアルタイムで戦争も飢餓も起きている。


ビーチボーイズの『ペットサウンズ』、思い立ってビートルズの『サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』を聴く。

昼は次男が茹でた蓮根麺。ざるうどんにして食べる。旨し。

ボイラーの灯油を入れる。晴れて暑くなる。

ぽつぽつと『ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義』、滝田ゆう『泥鰌庵閑話』を読む。

妻と夕方ビール。

夕食は、鶏のパン粉焼き、じゃがいものふかしたの、豚の冷しゃぶで、黒ビール、白ワイン。じゃがいもにはアンチョビバター、「マッシュルームいちばん」をつける。旨し。食後は妻と白ワインを飲む。

寝しなにアイリッシュウィスキー、ブッシュミルズ。


『ひとはなぜ戦争をするのか』(アインシュタイン/フロイト・講談社学術文庫)を再読。

アインシュタインの、「戦争を起こさないためには国家よりも強大な権力を持つ機関が必要で、それはほぼ不可能と言っていいのではないか」「人間の心には憎悪に駆られ、相手を絶滅させようという本能的な欲求があるのではないか」という問いに対して、フロイトの丁寧な考察が展開される。シンプルであるがゆえの難問について、逃げることなく真摯に立ち向かう。まさに知の応酬。しっかり読もう。



今日の豆ちゃん。ずーっと寝てたぞ。

そういえば、今日は夏至でしたか。

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