朝、御飯、味噌汁、ウィンナーソーセージ、スクランブルエッグ、納豆。納豆はおかめの旨味。昆布だしが効いていて旨い。
細々したことをやって、コーヒーを淹れ、『風、薫る』総集編を観ながら飲む。
妻は仕事。私は灯油を買いに行く。近くの給油所は営業時間を短縮し、9時から17時までの営業となっている。価格は落ち着いているが、どうなのだろう。
雨。家に帰って、CDを聴きながら、つげ義春を読む。大学の頃買った、小学館漫画文庫『ねじ式』と『紅い花』。初めて読んだのは高校の頃だったが、高校の頃の自分は買うのをためらったのだろう。けっこう性的なシーンが多いからね。
通して読むと、やっぱりすごい。1巻目の頭が「ねじ式」で、ラストが「大場電機鍍金工業所」。2巻目が「紅い花」から始まり、やなぎ屋主人」で終わる。見事だな。2枚組の名盤を聴いたような満足感。
収録作品は1作を除いて、1966年から1970年に『ガロ』紙上に掲載されたものだ。特に1967年から1968年発表のものは14作品に及ぶ。これが濃い。「ねじ式」「紅い花」「ゲンセンカン主人」「長八の宿」「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」「もっきり屋の少女」など、珠玉の名作がずらりと並ぶんでいる。まさに「奇跡の2年間」である。
樋口一葉の「14カ月の奇跡」に匹敵するな。一葉はこの14カ月でその命を燃やし切ったが、つげは生き延びた。しかし、1969年には漫画を1本も描かず、1970年の『やなぎ屋主人』を最後に『ガロ』を去った。以降、つげは寡作の漫画家人生を歩むことになる。
昼はスパゲティを茹で、レトルトの蟹のクリームソースをかけて食べる。旨し。
夕方ビールを飲みながら、新潮文庫でつげ義春を読む。「蟹」「夢の散歩」「夏の思い出」「事件」。「夏の思い出」「事件」は、妻帯者としてのつげの物語。つげの得意技のひとつ、「身も蓋もないリアリズム」が炸裂する。いじましいことで、悩み、迷い、喜ぶ小人物ぶりが愛おしい。
夕食は豚しゃぶで菊正宗樽酒の燗。今シーズン最後の鍋か。シメのうどんまで、腹いっぱい食べた。旨し。食後にティーチャーズ。
寝しなにボウモア。
一日中雨。風も強い。せっかく桜が満開を迎えたのに。花散らしの雨か。
雨の切れ間、下の畑の桜を撮る。桜と菜の花。

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