今日の日記。
朝、パン、コーンスープ、魚肉ソーセージの卵炒め。
細々したことをやり、コーヒーを淹れて、長男と飲む。今日のNHK『自然百景』は冬から春にかけての筑波山の様子。豊かな自然に抱かれた、鳥や蛙たちの生態を見る。いつものことながら、すごい映像だよ。
妻とタイヤの履き替えに行く。待ち時間の間、吉田秋生『海街diary』を読む。吉田秋生は人を泣かす。涙が止まらなくなって困った。
昼は高山T君からいただいた「あんかけスパ」を、妻と次男が作ってくれる。
名古屋めしとして有名だが、食べるのは初めて。けっこう胡椒の辛さがくる。辛いけど旨い。ちょっと癖になる味だ。
午後はボイラーの灯油を入れる。18ℓで2500円をわずかに切るぐらい。少し安くなったが、安定供給はできるのだろうか。
選抜高校野球大会準決勝、大阪桐蔭対専大松戸戦をテレビで観る。一進一退の攻防の末、3対2で大阪桐蔭が勝った。持丸監督は、竜ケ崎一高、藤代、常総学院、専大松戸と在任したすべての学校を甲子園出場に導いた名将だ。77歳にして初のベスト4。勝ちに対するむき出しの欲がなくなって勝つようになってきた、という印象がある。いつか全国制覇してもらいたい。
妻と下の畑へ桜を見に行く。三分から五分咲きといったところか。見頃になったら皆で花見をしよう。
昨日見た東京の桜。東京は今がちょうど見頃。
夕食は、白身魚フライ、フライドポテト、ふろふき大根でビール、燗酒。酒は松盛と父が買ってきた菊正宗樽酒。両方旨し。フライには「燻りがっこのタルタルソース」をかける。おっ、一気に「和」に寄るな。いいねえ。妻が握った小っちゃいおにぎりもつまみにする。お腹いっぱいです。
食後にボウモアを飲む。
つげ義春が死んだ。亡くなったのは今月の3日。死因は誤嚥性肺炎という。享年88歳。つげらしく、突然、ひょいといなくなってしまった。
高校の時、小学館文庫で『ねじ式』『紅い花』を読んで衝撃を受けた。
大学の時に『必殺するめ固め』『夢の散歩』が出て、むさぼるように読んだ。
社会人になって、『COMICばく』が創刊され、つげの新作が読めるようになった。単行本化された『隣の女』『無能の人』も、もちろん読んだ。しかし、このつげの新作を読むための場所の存在が彼を追い詰める。1987年の『別離』を最後につげは新作を描かなくなった。その後、彼はサリンジャーのように、生ける伝説となった。
つげの漫画を言い表すのは難しい。不条理、文学的、エロティック、リアリズム・・・、どんな言葉を使っても、つげ義春をつかまえることはできない。ただ、根底にあるのは、からりとした笑いだったと思う。どんな悲惨な状況を描いても、それを笑いとばす、突き放したような余裕が、彼にはあった。
私は、つげ義春は「早世の天才」になるのではないか、と思っていた。彼がいつか自ら命を絶つのではないかということを、私は密かに恐れていた。実際、不安神経症に悩み、自殺を考えたと『つげ義春日記』に書いてある。しかし、彼は生活人としての「俗な強さ」も併せ持っていたのではないかと、今にして思う。
ともかく、つげ義春は生き延びた。その、「たまたまこちら側に来ているだけ」という、力の抜けた飄々とした生き方は、私の憧れでもあった。
つげさん、長い間ありがとうございました。あなたの作品を、まだまだ私は読んでいきます。



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