猛暑日。暑い。
義妹が長男の誕生日のプレゼントを買ってあげたいというので、妻子を連れてつくばイオンに行く。
3連休の初日だからなのだろうか、車が多い。いつもは1時間ぐらいで行くところが、今日は1時間半かかってしまった。
義妹とはイオンで待ち合わせ。子どもたち二人、義母からもお小遣いを頂戴する。
長男は色々買ってもらってご満悦だった。
昼はフードコートで食べる。私は楼外楼の麻婆チャーハン。
本屋で東山紀之の『カワサキ・キッド』の文庫を、CD屋でエルトン・ジョンの『グレイティスト・ヒッツ』を買う。
その後、最近長男がコーヒーを飲むようになったので、レギュラーコーヒーを淹れるセットを買う。息子とコーヒーが飲めるようになったか。5年もしたら、今度は酒か。
ご近所から夏野菜をたくさんもらったので、夕食は夏野菜のピザ。ビールに赤ワイン。旨し。
庭の桔梗、前山の山百合が咲く。いよいよ夏本番だねえ。
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2017年7月14日金曜日
水戸 備前掘
先日、水戸に泊まった時、そのホテルが備前堀の近くであることに気づいた。
チェックアウトして、桜川沿いをぶらぶら歩きながら、備前掘へと向かう。
備前堀は、初代水戸藩主徳川頼房が灌漑と桜川・千波湖の洪水防止のため、伊奈備前守に命じて作らせた用水堀である。桜川と涸沼川を結び、現在も農業用水として使われている。1996年には新水戸八景にも選ばれ、特に下市地区周辺は歴史ロードとしても整備されている。
行くのは初めて、地図も持ってはいないが、何とか当たりをつけて向かってみる。
水門があったので堤防を下りてみると、これが大当たり。
ここから堀端を歩くことにする。
両岸には柳が植わっている。ちょっと佐原の小野川沿いに似た雰囲気だ。
歴史ロードとして整備されているのはこの辺りまで。またぶらぶらと戻った。
駅からちょっと距離があって、駐車場も近くにない。歴史ロードとして整備しているからには、もうちょっと客を呼び込む工夫があってもいいと思うんだけどねえ。
チェックアウトして、桜川沿いをぶらぶら歩きながら、備前掘へと向かう。
備前堀は、初代水戸藩主徳川頼房が灌漑と桜川・千波湖の洪水防止のため、伊奈備前守に命じて作らせた用水堀である。桜川と涸沼川を結び、現在も農業用水として使われている。1996年には新水戸八景にも選ばれ、特に下市地区周辺は歴史ロードとしても整備されている。
行くのは初めて、地図も持ってはいないが、何とか当たりをつけて向かってみる。
水門があったので堤防を下りてみると、これが大当たり。
ここから堀端を歩くことにする。
両岸には柳が植わっている。ちょっと佐原の小野川沿いに似た雰囲気だ。
竃(かまど)神社にお参り。
染物屋さんが何軒かあった。
伊奈備前守の像。
三叉水門。
かつてはここで堀はY字路状に分かれていたという。
駅からちょっと距離があって、駐車場も近くにない。歴史ロードとして整備しているからには、もうちょっと客を呼び込む工夫があってもいいと思うんだけどねえ。
2017年7月11日火曜日
プロ野球ファン
落研OB会の2次会はカラオケだった。
歌ったのは1曲だけ。あとはずーっと喋ってた。
その1曲も八海くんたちが歌った『六甲おろし』だ。
私たちの学生時代といえば、プロスポーツといえば野球だった。
前述のとおり八海くんは熱狂的な阪神ファンだった。何しろ自分の結婚式のキャンドルサービスで『六甲おろし』で登場したくらいである。他にトラキチは世之助くん、1級下ののん平くんがいた。
広島出身の弥っ太くんは、もちろん広島ファン。悟空くんは近鉄ファンだった。
あの伝説の日本シリーズ「江夏の21球」の時は、部室でラジオの実況中継にかじりついていた。私たちの大半は、西本監督に悲願の日本一を達成させてあげたくて、悟空くんと近鉄に声援を送っていた。江夏によってスクイズが外された場面では、文字通り落胆の雄たけびを上げたよ。
巨人ファンは酒合丈くん、楓さん。五里んくんも大阪出身にもかかわらずG党だったよな。(先日は『六甲おろし』を歌ってたけど。)
そうそう二代目紫雀さんはシブいところでロッテ・オリオンズのファンだったな。
私は巨人ファンの末席にいた。江川卓と長嶋茂雄が大好きだった。あの江川の糸を引くようなストレートの美しさがたまらなかった。
ただ私はチームそのものよりも選手個人に惹かれていくようになる。
大学を卒業した後は巨人ファンの看板を下ろし、年ごとに応援するチームが変わるという節操のない人間になった。たぶん八海くんには、ことプロ野球ファンとして許しがたい存在だろうな。
江川引退後は落合博満を好きになった。長いバットをしならせて打つ美しいフォームに魅了されたのだ。特に中日時代、巨人の西本のシュートをとらえた逆転サヨナラホームランは目に焼き付いている。
そして近鉄時代の阿波野秀幸。あんなにしなやかで躍動感のあるきれいなサウスポーを、私はそれ以前も以後も見たことがない。
あの頃の仰木彬率いる近鉄バファローズはいい。中西太コーチの指導のもとびゅんびゅん振ってくる「いてまえ打線」も小気味よかった。その後の時代の、エース野茂英雄や主砲石井浩郎も好きだったなあ。
村上春樹が東京に出てきた時、ヤクルトファンになることを選び、そのままずっと応援し続けているように、私も川崎に住み着いた時に、ロッテ・オリオンズのファンになるべきだったのかもしれない。4年間川崎球場に通い、負けても負けても負けても声援を送り続けるのもよかったかもしれない。そんな腰の据わったファンになってみたかったという憧れはある。
でも、惚れっぽい私にとっては色んなチームや色んな選手を応援できる、今のスタンスが性に合っているのだろう。
今は茨城県牛久高校出身の渡辺直人選手を応援している。必然的に西武ライオンズの結果が気になる。渡辺の現役中に西武ライオンズが優勝してくれることを、私は祈っているのである。
歌ったのは1曲だけ。あとはずーっと喋ってた。
その1曲も八海くんたちが歌った『六甲おろし』だ。
私たちの学生時代といえば、プロスポーツといえば野球だった。
前述のとおり八海くんは熱狂的な阪神ファンだった。何しろ自分の結婚式のキャンドルサービスで『六甲おろし』で登場したくらいである。他にトラキチは世之助くん、1級下ののん平くんがいた。
広島出身の弥っ太くんは、もちろん広島ファン。悟空くんは近鉄ファンだった。
あの伝説の日本シリーズ「江夏の21球」の時は、部室でラジオの実況中継にかじりついていた。私たちの大半は、西本監督に悲願の日本一を達成させてあげたくて、悟空くんと近鉄に声援を送っていた。江夏によってスクイズが外された場面では、文字通り落胆の雄たけびを上げたよ。
巨人ファンは酒合丈くん、楓さん。五里んくんも大阪出身にもかかわらずG党だったよな。(先日は『六甲おろし』を歌ってたけど。)
そうそう二代目紫雀さんはシブいところでロッテ・オリオンズのファンだったな。
私は巨人ファンの末席にいた。江川卓と長嶋茂雄が大好きだった。あの江川の糸を引くようなストレートの美しさがたまらなかった。
ただ私はチームそのものよりも選手個人に惹かれていくようになる。
大学を卒業した後は巨人ファンの看板を下ろし、年ごとに応援するチームが変わるという節操のない人間になった。たぶん八海くんには、ことプロ野球ファンとして許しがたい存在だろうな。
江川引退後は落合博満を好きになった。長いバットをしならせて打つ美しいフォームに魅了されたのだ。特に中日時代、巨人の西本のシュートをとらえた逆転サヨナラホームランは目に焼き付いている。
そして近鉄時代の阿波野秀幸。あんなにしなやかで躍動感のあるきれいなサウスポーを、私はそれ以前も以後も見たことがない。
あの頃の仰木彬率いる近鉄バファローズはいい。中西太コーチの指導のもとびゅんびゅん振ってくる「いてまえ打線」も小気味よかった。その後の時代の、エース野茂英雄や主砲石井浩郎も好きだったなあ。
村上春樹が東京に出てきた時、ヤクルトファンになることを選び、そのままずっと応援し続けているように、私も川崎に住み着いた時に、ロッテ・オリオンズのファンになるべきだったのかもしれない。4年間川崎球場に通い、負けても負けても負けても声援を送り続けるのもよかったかもしれない。そんな腰の据わったファンになってみたかったという憧れはある。
でも、惚れっぽい私にとっては色んなチームや色んな選手を応援できる、今のスタンスが性に合っているのだろう。
今は茨城県牛久高校出身の渡辺直人選手を応援している。必然的に西武ライオンズの結果が気になる。渡辺の現役中に西武ライオンズが優勝してくれることを、私は祈っているのである。
近鉄バファローズの帽子。
岡本太郎のデザインであります。
2017年7月9日日曜日
落研OB会
上野で落研の仲間で集まった。
「久し振りに飲みたいねえ」と酒合丈くんと言っていたら、八海くんから「わしもまぜてくれ」と反応が来て、「じゃ八海が東京へ出てくることがあったら、皆で集まろうや」という話になっていたのである。
八海くんが指定してきた日は、私にはけっこう優先順位の高い仕事が入っていたのだが、何とかやりくりした。(たぶん八海くんも気を使ってくれて、場所を上野にしてくれたのだろう)
上野駅で八海くんと合流して、会場の居酒屋に向かう。上野駅浅草口を出てすぐの所だ。
店に入ると酒合丈くんが先に来ていた。落研当時と同じく酒合丈くんが会計係になって会費を集める。
集まったのは、うちの代からは、酒合丈くん、八海くん、弥っ太くん、夕姫さん、楓さん、私の6人。1つ下は大福くん、風公くん、牛丼くん、のん平くん、露漫(ろまん)さん、2次会からは松時(シュータイム)くんが参加した。2つ下は五里んくん、小鉄くんの2人。さらにその2つ下の代からも、吾助くん、小夏さんの2名の参加があった。
さすが八海くんが招集をかけると結構な人数が集まるな。
楓さんは卒業以来会ってなかった。楓さん自身、上京するのも卒業以来とのこと。
それでも、飲んで話し始めれば、あっという間に時間があの頃に戻っちゃうんだけどね。
皆、お互い「変わんないね」と言い合っていたけど、ほんとは皆、あの頃のままじゃないことはよく分かっている。それぞれに色々あって、人生の苦みやら嫌というほど味わい、どうにかここまでやって来たんだ。それでもここで瞬時にあの頃とおんなじ気持ちで話し合える、そこが素晴らしいんだよ。
昔話に花は咲くが、皆覚えてることのポイントが、ちょっとずつ違ってて面白かったな。
終電までたっぷり飲んで喋って笑って、楽しい夜でした。
「久し振りに飲みたいねえ」と酒合丈くんと言っていたら、八海くんから「わしもまぜてくれ」と反応が来て、「じゃ八海が東京へ出てくることがあったら、皆で集まろうや」という話になっていたのである。
八海くんが指定してきた日は、私にはけっこう優先順位の高い仕事が入っていたのだが、何とかやりくりした。(たぶん八海くんも気を使ってくれて、場所を上野にしてくれたのだろう)
上野駅で八海くんと合流して、会場の居酒屋に向かう。上野駅浅草口を出てすぐの所だ。
店に入ると酒合丈くんが先に来ていた。落研当時と同じく酒合丈くんが会計係になって会費を集める。
集まったのは、うちの代からは、酒合丈くん、八海くん、弥っ太くん、夕姫さん、楓さん、私の6人。1つ下は大福くん、風公くん、牛丼くん、のん平くん、露漫(ろまん)さん、2次会からは松時(シュータイム)くんが参加した。2つ下は五里んくん、小鉄くんの2人。さらにその2つ下の代からも、吾助くん、小夏さんの2名の参加があった。
さすが八海くんが招集をかけると結構な人数が集まるな。
楓さんは卒業以来会ってなかった。楓さん自身、上京するのも卒業以来とのこと。
それでも、飲んで話し始めれば、あっという間に時間があの頃に戻っちゃうんだけどね。
皆、お互い「変わんないね」と言い合っていたけど、ほんとは皆、あの頃のままじゃないことはよく分かっている。それぞれに色々あって、人生の苦みやら嫌というほど味わい、どうにかここまでやって来たんだ。それでもここで瞬時にあの頃とおんなじ気持ちで話し合える、そこが素晴らしいんだよ。
昔話に花は咲くが、皆覚えてることのポイントが、ちょっとずつ違ってて面白かったな。
終電までたっぷり飲んで喋って笑って、楽しい夜でした。
落研の部室があった、通称「らせん階段」。
すべてはここから始まったのだ。
2017年7月5日水曜日
福寿 五目そば
かすみがうら市水族館に行った後は、神立に出て昼飯にする。
ふと目についた中華屋に入った。
なかなかそそる店構えでしょ。
次男はココスがいいと言ったけど、個人経営の店が好きな長男がこちらを推した。
長男はチャーハン、次男はラーメン定食(半チャーハン付)、私は五目そばを頼む。
では五目そば820円也。
あんかけタイプ。イカ、エビ、たけのこ、きくらげ、しいたけ、野菜と具だくさん。肉は豚と牛と2種類が入る。胡麻油が香ばしい。
子どもたちのラーメンやチャーハンも、まさに「一目で分かる、旨いやつやん」。
ココスがいいと言っていた次男も、「また来よう」と喜んでおりました。
元かすみがうら市職員、アントキノ猪木お勧めの店とのこと。
「お父さんの見つけるお店は美味しいねえ」と株を上げさしてもらいました。
ふと目についた中華屋に入った。
なかなかそそる店構えでしょ。
次男はココスがいいと言ったけど、個人経営の店が好きな長男がこちらを推した。
長男はチャーハン、次男はラーメン定食(半チャーハン付)、私は五目そばを頼む。
では五目そば820円也。
あんかけタイプ。イカ、エビ、たけのこ、きくらげ、しいたけ、野菜と具だくさん。肉は豚と牛と2種類が入る。胡麻油が香ばしい。
子どもたちのラーメンやチャーハンも、まさに「一目で分かる、旨いやつやん」。
ココスがいいと言っていた次男も、「また来よう」と喜んでおりました。
元かすみがうら市職員、アントキノ猪木お勧めの店とのこと。
「お父さんの見つけるお店は美味しいねえ」と株を上げさしてもらいました。
2017年7月4日火曜日
かすみがうら市水族館に行く
この前の日曜日。妻はお出かけ。うちの子たちは、放っておくとずっと家の中にいるので、外に連れ出す。
お兄ちゃんが調べものがあるというので、そんなに遠くへは行けない。かすみがうら市の水族館に行く。
小さい水族館だが、展示は充実している。何たって、タイオウグソクムシがいるのだ。この前見たときもそうだったが、この日もひっくり返って動きもしなかった。大丈夫か、ダイオウグソクムシ。(暗くて、写真はフラッシュなしでは撮れなかった。)
館内はほどほどのにぎわいだったが、割と評判だったのが、オオサンショウウオ。牛久市で捕獲されたものだという。
子どもたちは、鯉の餌(100円)を買って来て餌やり。ヌシのような巨大な鯉が群がってくるのは圧巻である。
大人料金310円。かなりリーズナブルではある。
霞ケ浦の堤防に出る。ここから見る霞ヶ浦は、広々していいなあ。
しばらく車で湖岸を走り、昼飯を食いに神立に向かう。
湖岸近くの集落にあった建物。何か醸造業をしていたと思われる。美しい。
お兄ちゃんが調べものがあるというので、そんなに遠くへは行けない。かすみがうら市の水族館に行く。
小さい水族館だが、展示は充実している。何たって、タイオウグソクムシがいるのだ。この前見たときもそうだったが、この日もひっくり返って動きもしなかった。大丈夫か、ダイオウグソクムシ。(暗くて、写真はフラッシュなしでは撮れなかった。)
館内はほどほどのにぎわいだったが、割と評判だったのが、オオサンショウウオ。牛久市で捕獲されたものだという。
子どもたちは、鯉の餌(100円)を買って来て餌やり。ヌシのような巨大な鯉が群がってくるのは圧巻である。
大人料金310円。かなりリーズナブルではある。
霞ケ浦の堤防に出る。ここから見る霞ヶ浦は、広々していいなあ。
しばらく車で湖岸を走り、昼飯を食いに神立に向かう。
湖岸近くの集落にあった建物。何か醸造業をしていたと思われる。美しい。
2017年7月2日日曜日
休日の午前、『ジョンの魂』を聴く
朝、TVドラマ『ひよっこ』を観ていたら、茨城の兄ちゃんが「ビートルズっつーのは、自由に自分の思ったことを叫んでっから、いいんだ。『仕事休みてー』とか『好きだー』とか、な」と言っていた。
そして、その初期のビートルズの中心で叫んでいたのが、ジョン・レノンだったことに思い当たる。ジョンのシャウトが聴きたくなって、『ジョンの魂』をターンテーブルに載せ、針を落とした。物置から持って来た、昔買ったLPレコードだ。保存があまりよくなかったせいか、2回ほど音飛びがしたが、それでも圧倒されたな。
1970年発表。ビートルズ解散後の、ジョン・レノン初のソロアルバムである。
いわゆる「私小説」的な作品。スターとしての虚飾を剥ぎ取り、幼児期まで遡った苦悩や感情をありのままにさらけ出したロック史上に残る名作、と言われる。
ギター、ベース、ドラム、ピアノというシンプルな構成。しかもドラムはリンゴ・スター。リンゴの重厚なドラムが、このアルバムのサウンドの背骨となって、そこにジョンの奔放なギターが絡むのだから、堪らない。ジョンのボーカルが、甘く、鋭く、切なく響く。裏声やかすれ声も駆使し、改めて聞くと、ジョン・レノンがとてつもなく巧い歌手であることが分かる。
冒頭の『マザー』でジョンは、「母よ、私はあなたのものであったが、あなたは私のものではなかった」「父よ、あなたは私を捨てた、私はあなたを捨てなかったのに」と叫ぶ。しかし、ジョン自身も、妻シンシアと息子ジュリアンを捨てて、オノ・ヨーコに走ったのだ。全くどの口が言うのか、と思わざるを得ない。そこをジョンは圧倒的な歌唱でねじ伏せる。そして、そうか、ジョンは「火宅の人」であったのか、という新たな感慨が立ち上ってくる。
『ワーキング・クラス・ヒーロー』、『ラヴ』といった名曲や『リメンバー』や『ウェル・ウェル・ウェル』といったハードなロックもいいが、『ホールド・オン・ジョン』、『ルック・アット・ミー』などの小品もいい。楽曲の1つ1つが粒立っている。
そして、このアルバムのクライマックスをなす『ゴッド』。「神はひとつの概念である。私たちの苦痛を測るための。もう一度言おう。神はひとつの概念である。私たちの苦痛を測るための。」・・・突き放すようにジョンが歌い出す。ビリー・プレストンのピアノが素晴らしい。ラストは「私はビートルズを信じない」「夢は終わった」・・・まさにビートルズ神話にとどめを刺す。
だけど、よくよく考えると、録音はアビイロードスタジオ、ドラムはリンゴ・スター、ピアノに『レット・イット・ビー』セッションのゲストミュージシャン、ビリー・プレストンだ。ポーカルはジョン一人。ヨーコの声はバックコーラスにも入っていない(ここ重要)。まるでジョンによるビートルズの再現ともいえる演奏なのだ。
一発録りのようなシンプルな構成で、荒削りなように見えるが、実はかなり完成度の高いアルバムなのではないだろうか。
改めて思う。やっぱり、ジョン・レノンはカッコいい。
そして、その初期のビートルズの中心で叫んでいたのが、ジョン・レノンだったことに思い当たる。ジョンのシャウトが聴きたくなって、『ジョンの魂』をターンテーブルに載せ、針を落とした。物置から持って来た、昔買ったLPレコードだ。保存があまりよくなかったせいか、2回ほど音飛びがしたが、それでも圧倒されたな。
1970年発表。ビートルズ解散後の、ジョン・レノン初のソロアルバムである。
いわゆる「私小説」的な作品。スターとしての虚飾を剥ぎ取り、幼児期まで遡った苦悩や感情をありのままにさらけ出したロック史上に残る名作、と言われる。
ギター、ベース、ドラム、ピアノというシンプルな構成。しかもドラムはリンゴ・スター。リンゴの重厚なドラムが、このアルバムのサウンドの背骨となって、そこにジョンの奔放なギターが絡むのだから、堪らない。ジョンのボーカルが、甘く、鋭く、切なく響く。裏声やかすれ声も駆使し、改めて聞くと、ジョン・レノンがとてつもなく巧い歌手であることが分かる。
冒頭の『マザー』でジョンは、「母よ、私はあなたのものであったが、あなたは私のものではなかった」「父よ、あなたは私を捨てた、私はあなたを捨てなかったのに」と叫ぶ。しかし、ジョン自身も、妻シンシアと息子ジュリアンを捨てて、オノ・ヨーコに走ったのだ。全くどの口が言うのか、と思わざるを得ない。そこをジョンは圧倒的な歌唱でねじ伏せる。そして、そうか、ジョンは「火宅の人」であったのか、という新たな感慨が立ち上ってくる。
『ワーキング・クラス・ヒーロー』、『ラヴ』といった名曲や『リメンバー』や『ウェル・ウェル・ウェル』といったハードなロックもいいが、『ホールド・オン・ジョン』、『ルック・アット・ミー』などの小品もいい。楽曲の1つ1つが粒立っている。
そして、このアルバムのクライマックスをなす『ゴッド』。「神はひとつの概念である。私たちの苦痛を測るための。もう一度言おう。神はひとつの概念である。私たちの苦痛を測るための。」・・・突き放すようにジョンが歌い出す。ビリー・プレストンのピアノが素晴らしい。ラストは「私はビートルズを信じない」「夢は終わった」・・・まさにビートルズ神話にとどめを刺す。
だけど、よくよく考えると、録音はアビイロードスタジオ、ドラムはリンゴ・スター、ピアノに『レット・イット・ビー』セッションのゲストミュージシャン、ビリー・プレストンだ。ポーカルはジョン一人。ヨーコの声はバックコーラスにも入っていない(ここ重要)。まるでジョンによるビートルズの再現ともいえる演奏なのだ。
一発録りのようなシンプルな構成で、荒削りなように見えるが、実はかなり完成度の高いアルバムなのではないだろうか。
改めて思う。やっぱり、ジョン・レノンはカッコいい。
このアルバムジャケットも名作だと思う。
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