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2022年1月6日木曜日

初雪が大雪

朝、昨夜の残りのカレーを食べる。旨し。

今日は一日休みを取った。妻と次男は牛久に行った。

長男は今日からリモートの授業が始まったというので、午前中から数式や化学式とにらめっこをしている。


私は録画してあった「落語研究会」を見る。

三遊亭らん丈『近江八景』、林家正蔵『おかめ団子』、桂宮治『権助芝居』、五街道雲助『火事息子』。

らん丈は滋賀県出身ということで、マクラでたっぷりと近江八景の解説をする。羽織の紐と角帯を赤でコーディネート、気合が入っている。初めての研究会の高座で、ちょっと気負いがあったかな。

正蔵はもう還暦近くか。貫禄が出たな。無観客の高座だったが、気にならなかった。噺の世界にすんなり入ることができた。『おかめ団子』は、私が最後にナマで林家彦六(先代の正蔵)を見た時のネタだ。懐かしかった。

笑点の新メンバー宮治。明るくてテンポがあっていいねえ。ギャグもよく受けていて楽しい高座だった。笑点にもうまくハマるんじゃないかな。

雲助のこういう噺はいいなあ。厳格であろうとする父親、手放しの愛情を示す母親、息子と父親の間を取り持つ番頭、しみじみとした情愛がにじみ出る。江戸の商人の敬語が美しい。いい噺を聴かせてもらった。

おまけにもう一席、柳家権太楼の『短命』を聴く。研究会の高座だが、いつもの寄席の権太楼がいた。楽しかったな。寄席に行きたくなったよ。


昼はたらこスパゲティーにする。茹で時間はロッシーニの「泥棒かささぎ」1曲分。これが絶妙。

昼過ぎから雪が降り出す。妻と次男は1時過ぎに帰って来た。



ストーブの灯油が残り少ないのに気づき給油をする。ふと嫌な予感がしてボイラーを見ると、間もなく空になりそう。慌てて灯油を買いに行き、事なきを得る。

雪はなおも降り続き、立派な雪景色になる。



長男がアルバイトに行くというので送って行く。国道は渋滞していた。そこでバイト先から今日は休みだという連絡が入る。そのまま引き返す。

夕食はししゃも、鶏のレバー煮で燗酒。食後に妻と赤ワインを飲む。

夜になって雪はやんだ。



4 件のコメント:

moonpapa さんのコメント...

雪景色、東京よりも積もってますね。上質な墨絵を見るようで、なんともいいです。
正月の落語研究会、私も観ました。三遊亭わん丈さん、寄席で二度ばかり観ましたが凄い二つ目さんだなと。亡くなられた圓丈師匠も期待されていたお弟子さんだとうかがっていて、これからが楽しみな方ですね。それから、日乗さんが敬愛する先代文楽師匠の一八番「明烏」をここまで愉快な噺に仕立てる白酒さん。以前に観た「粗忽長屋」でも感じましたが、あらためて現役の滑稽噺のトップランナーだと思いました。久しぶりに鈴本が月曜日に営業してくれるので、正月二ノ席夜の部(主任/柳家喬太郎)でも行ってこようと思ってます。今年は一杯飲れる時間ができればいいですね。

densuke さんのコメント...

ずいぶん降って積もりました。今日の出勤はちょっと大変でしたね。

落語研究会は、まだ全部は見ていません。ゆるゆると見ていくつもりです。白酒の『明烏』も楽しみです。
『おかめ団子』のサゲは、銭形警部でしたね。あの噺には無理にサゲをつけなくてもいいと思いました。

鈴本は喬太郎がトリですか。いいなあ。どんなだったか、是非教えてください。

まだまだかかるでしょうが、早く世の中が落ち着くといいですね。

moonpapa さんのコメント...

令和4年1月17日 新春壽寄席 正月二之席 夜の部 主任/柳家喬太郎
鈴々舎八ゑ馬「つる」祝・春に真打昇進だそうです。柳家風柳を襲名とか。
ダーク広和・奇術 シレっとした芸風、好きだなぁ。
隅田川馬石「垂乳根」お清さんはオーソドックスですが挙動不審な八五郎が笑わせてくれます。
柳家小平太「おすわどん」初 確か歌丸さんの持ちネタだったと
立花家橘之助・浮世節 初席では持ち時間の関係で端から端へ歩っただけの日もあったとか(笑)
春風亭百栄「桃太郎後日譚」初 相変わらずシニカル
桃月庵白酒「馬の田楽」白酒さんは仲入り前が腹がよじれる率が一番高いかも。爆笑です。
お仲入り
ニックス・漫才 お決まりのフレーズで愉快に。
古今亭菊之丞「長短」長さんが上方のバージョン
林家楽一・紙切り 漫才ホームラン/喬太郎/コロッケ蕎麦
柳家喬太郎「指物師名人長二より[仏壇たたき]」初 予期せず笑いのない噺と出会えるのも寄席ならでは。
久しぶりの鈴本、初めて聴く噺もあり、各々が比較的じっくりと、バラエティーにとんだひとときでした。早くコロナを気にせず楽しめる日が来るといいですが。

densuke さんのコメント...

寄席のレポート、ありがとうございます。なかなか行けないのでうれしいです。
柳家風柳ですか。「風柳」って私の落研時代の高座名です。私で三代目でしたので、我が母校の方が歴史がありますね。ますます「風柳」の名前が使いづらくなるなあ。
喬太郎は「仏壇たたき」ですか。たっぷりですね。彼のこういう噺も聴いてみたいですね。還暦前の体力、気力、技術、三拍子そろった、まさに聴き時ではないでしょうか。
「仏壇たたき」はCDになっている五街道雲助のもいいですね。