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2022年3月3日木曜日

お内裏様とお雛様

 


今日は雛祭り。我が家の唯一の女子である妻は、この日に決まってちらし寿司を作る。

今夜もちらし寿司と、大根と鶏肉の煮物で燗酒を飲む。旨し。

食後に妻ともう少し飲む。私はアイリッシュウィスキーを飲む。


海の向こうで戦争が続く。昭和初期、大日本帝国を見る世界の目はこんなだったんだろうなと思う。

大日本帝国は自存自衛を謳って他国に進軍し、それを批判されると「英霊の流した血を無駄にするな」と、かたくなに撤兵を拒んだ。そして、厳しい経済制裁を受けた後、アメリカや仏印に先制攻撃を仕掛けて世界を相手に喧嘩を吹っ掛ける。アジアのほぼ全域を戦場にしてさんざっぱら迷惑をかけ、挙句の果てに核兵器を使用されて国を滅ぼした。

その我が国で、「敵地先制攻撃を可能にせよ」とか「我が国にも核兵器を配備せよ」という声が、政権与党の一部やそれに近い志向を持つ人々から上がっている。彼らはまた、「国を守るために命を捨てる覚悟のない奴は、戦争反対などと言う資格はない」とも言っている。私はそういう人が自ら前線には行かないことを知っている。彼らが我が国をどうしたいのか、私は知っている。

そもそもかの大国の兄弟国が選んだのは、ロシアではなく欧米というよりも、「独裁が支配する国」ではなく「市民が自らリーダーを選べる国」ということなのではないか。個人の自由を権威主義が力ずくで押しつぶす光景を、今私たちはリアルタイムで見させられている。


先日誕生日を迎えた。頑張らないとな。




2 件のコメント:

東志郎 さんのコメント...

densukeさま、お誕生日おめでとうございます。
連日のウクライナ侵攻のニュースに胸の塞がる思いで居ります。
戦争はいつの時代も、「老人が起こして若者が死ぬ」モノでありましょう。
60過ぎた我々は徴兵されなくても、子等は行かねばならない。暮らしも立ち行かなくなりましょう。
チャーチルが「私の仕事は国民を極楽に連れて行く事ではない。地獄に落とさない事だ」と言ったとか。
来日したプーチンに、日本中が「もしかして北方領土を少し返すンじゃない?」なんて期待した事が滑稽であります。

densuke さんのコメント...

ありがとうございます。
「老人が起こして若者が死ぬ」
「私の仕事は国民を極楽に連れて行く事ではない。地獄に落とさない事だ」
本当にその通りですね。
威勢のいい言葉が危険であるということは、何かにつけて言っておこうと思います。