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2014年5月6日火曜日

霞ヶ浦散歩

歩くのは苦ではない。
家から最寄駅まで、歩くと1時間ほどかかるのだが、散歩がてら歩いて行くことが、けっこうある。
この時は、電車に乗る用事があったので、天気も良かったし、カメラをぶら下げて、霞ヶ浦散歩と洒落こんだ。
私はうお座生まれのせいか、水のある風景が大好き。特に霞ヶ浦はいい。ここは私が生まれ育った、他とは比べようもない絶対的な場所である。
堤防をぶらぶら歩いていると、実に様々な鳥や蛙の鳴き声が聞こえる。まるで誰かが誰かを呼んでいるように。「呼ばう」とは求愛のことだ。そうか、春は恋の季節なんだな。
霞ヶ浦は、太古の昔から、今も変わらず、たくさんの命を包み込んで、ここにある。私は、霞ヶ浦を前にする度に、自分もまたその一部であることに気づかされる。そして、いつも、人の世のちっぽけさを思う。ちっぽけなりに色々あって大変だけど、誠実に向き合いながら、でも、ちっぽけだということをきちんと自覚しながら、何とかやっていこうとも思う。
ランボーは「太陽と溶け合う海」に永遠を見たが、私は目の前に広がる霞ヶ浦に永遠を見る。

以下は、散歩しながら撮った写真です。
坂を下りると眼前に霞ヶ浦が広がる。
手土産に、ここの鰻の白焼をよく買った。肉厚で柔らかくて旨かったなあ。
ここから堤防に上がる。
田植え前の田圃も美しいねえ。
ヨシの中からは、盛んに鳥の鳴き声が聞こえてきた。


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