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2023年1月21日土曜日

「水戸八景・巌船夕照」

先日、大洗の願入寺をお参りしてから、海門橋のたもとにあるロードパークに車を止めて少し歩いた。

案内板を見ると、「水戸八景・巌船夕照」の石碑があるというので見に行く。それが、これ。



 崖下に涸沼川と那珂川の合流点が見える。夕照とはいかず、午後の陽射しの中であったが、それは優美な眺めでありました。



水戸八景は、天保年間、水戸藩九代藩主烈公徳川斉昭が選定した。

中国の名勝、瀟湘八景が元祖。それにならって我が国でも「近江八景」や「金沢八景」ができた。近江が室町、武蔵国金沢が鎌倉時代の選定というから、水戸の方はかなり時代が下る。まあ斉昭公は偕楽園を作ったり弘道館を作ったりしているので、こういうの好きだったんでしょうなあ。

水戸八景は次の通りである。「青柳夜雨」(水戸市)、「太田落雁」(常陸太田市)、「山寺晩鐘」(常陸太田久昌寺)、「村松晴嵐」(東海村)、「水門帰帆」(ひたちなか市那珂湊)、「巌船夕照」(大洗町)、「広浦秋月」(茨城町涸沼湖畔)、「僊湖暮雪」(水戸市偕楽園・千波湖を望む南崖)。

広浦の写真もあった。残念ながら秋でもなければ月夜でもない。



広浦にはキャンプ場があって、若い頃はここでよくキャンプ酒を飲んだものだ。いい所だよ。


こちらは願入寺、浄土真宗の名刹である。山号は「岩船山」。「巌船夕照」の命名はこれに因んでいる。


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