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2017年6月20日火曜日

旅の昼飯

S君との旅の昼飯。
旅の昼飯は楽しい。
夕飯は基本的には宿におまかせ、ビジネスホテルで外に飲みに出るのでも、何品かのつまみを取ったり、シメにラーメンを食べたりだが、昼飯は基本的に一品勝負。そこに至るまでには、店の選択、メニューの選択がある。逡巡、懊悩、決断を経ての一品だ。そこが楽しい。

では1日目。



中央道、原PAの山賊ラーメン、700円。
豚の唐揚げが載る排骨麺(パーコーメン)に似ているが、こちらは鶏肉。豚の方は異国の味だが、鶏になると、ぐっとこちら側に近づいてくる。
信州松本のソウルフードとのこと。
揚げ物に麺は、天麩羅蕎麦の例を見るまでもなく、よく合う。スープに溶け出る脂が堪んない。月(にくづき)に旨(うまい)で脂(あぶら)というのも納得できる。

原PAは食事がウリらしい。



2日目は菅の平バスセンターのレストランのソースかつ丼、1280円。




洋食がメインの店とあって、いくぶんお上品だ。丼を使わず、ボウルだしね。
信州らしくきちんと野沢菜が付いているのがうれしい。
甘めのソースをしっとりと身にまとったコロモがにくいな。まさに、月(にくづき)に旨(うまい)と書いて・・・、もういいか。
旅のシメは肉がそそる。スキー帰りの、宮のステーキ。その辺のフツーの食堂のカツ丼。ファミレスのハンバーグ。非日常から日常へ戻る狭間の味である。

わしわしとソースかつ丼をたいらげ、外に出ると、目も痛いほどの新緑の向こうに駒ヶ岳が見えた。


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