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2021年8月28日土曜日

古本屋で吉行淳之介、物置から村上龍

朝、パン、ハムステーキ、スクランブルエッグ、紅茶。

昨日、鳥取の落研の先輩、小柳流家元から梨が届く。新甘泉という品種。爽やかな甘み。旨しであります。

早速、お返しに土浦の小松屋さんから佃煮を送らせていただく。

長男と古本屋に寄る。

妻がBSで昔の朝ドラの「あぐり」を観ている。ヒロイン、あぐりの長男のモデルが吉行淳之介。あまり朝ドラ向きのキャラクターではないと思うが、ドラマでは好青年に描かれている。

それに影響され、吉行の本を二冊購入。『湿った空乾いた空』、『鼠小僧次郎吉』。『鼠小僧次郎吉』は高校の頃買った。どこかに行ってしまったので買いなおし。高校生には刺激が強かった。

『落語界・昭和51年2月号』も買う。五代目柳家つばめの追悼記事が2本、掲載されている。つばめの著書『落語の世界』『創作落語論』はお勧めです。

昼はスパゲティミートソース。

昨日、物置から持って来た、村上龍『限りなく透明に近いブルー』、読了。

甥が福生に住んでいるが、そう聞いて、まず思い浮かんだのがこの小説。1970年代半ばの、ドラッグ、セックス、ロックンロールの時代を体現するようなお話。まあ、内容は、ほぼドラッグとセックスだけどね。現在進行形が多用され、地の文と会話文が溶け合う文体の疾走感がすごい。どこにも行けない、行きつく先は死しかない。1970年代ってすごい時代だったんだな。何しろ1975年までベトナム戦争やってたんだ。ここで見られる、米兵の壊れっぷりもむべなるかな、と思わないでもない。

大学受験真っただ中で、ふと本屋で見つけて読んでしまった本だ。これじゃ、ろくな結果にはならないよなあ。

夕食は、春巻、春雨サラダ、枝豆でビール、酒。食後に妻と白ワイン。


秋も近くなって朝顔が盛んに花を咲かせている。



 

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