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2013年8月8日木曜日

追憶のチキンライス

復権を果たした洋食といえば、オムライスがあるね。
昔ながらの紡錘形をしてケチャップつけたやつもあるかと思えば、ふわとろデミグラスソース添えなんてのもあるし、中にはオムカレーなんてのもある。
それに比べれば、チキンライスといのは、甚だ地味だ。貧乏臭いと言ってもいい。
ただのケチャップ炒め御飯でしょ、と言われればそれまで、といった感もある。
だがね、チキンライスの旨いのは、これがまた旨いの。
私がチキンライスに目覚めたのは、昔、牛久の市役所の近くにあった「のぶちゃん」という洋食屋。ここのは旨かった。メニューにはオムライスもあったが、チキンライスの旨さの方が魅力だった。鶏肉とマッシュルーム、ケチャップの絶妙な絡み具合、バターが効いているのがよかったなあ。
小さい店であった。お新香と味噌汁が付いてくるような、至って庶民的な店であった。
今はない。
それから、店でチキンライスを食べていない。

下は当時描いた絵です。

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