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2021年5月4日火曜日

田植え明け、ぼんやり思う

朝、トースト、スープ。

田植えも終わり、のんびりする。

甥っ子が遊びに来る。子どもたちはいとこのお兄ちゃんに思う存分遊んでもらう。


昨日は憲法記念日。新聞の世論調査では、「憲法を改正すべき」が「すべきではない」を上回った。

改めて日本国憲法を読んでみる。

日本人はいい加減、初心に帰ったらいいと思う。あの先の大戦で焦土と化した中から生まれたのが、現行憲法だ。そこには、この国をそんなふうにしてしまったことに対する反省が、濃厚に反映されている。

そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。(前文)

 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。(第九十七条)

そして、私たちはこの憲法を最高法規として75年間やってきた。運もよかったのだろうが、その間、戦争も起こさず内乱も起こさずにだ。この憲法を使いこなせないとすれば、その政権こそ変えなければならないだろう。

そもそも憲法にはこう書かれている。

天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。(第九十九条)

憲法は権力者をきつく戒めるものだ。この辺りが権力者には気に食わないところなんだろう。

彼らがこのコロナ禍の中、あわよくば憲法に入れようとしている緊急事態条項というのは何か。自民党の憲法改正草案から見てみよう。

内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。

緊急事態の宣言は、法律の定めるところにより、事前又は事後に国会の承認を得なければならない。(第九十八条)

「何人も、法律の定めるところにより、当該宣言に係る事態において国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる国その他の指示に従わなければならない」命令ができる緊急事態宣言を閣議決定だけで発出でき、しかも国会には事後承認でいい。もともと内閣は国会で多数を占める与党で作るものだから、強行採決してしまえば何でも通ってしまう。いわば内閣に全権を委任するものだ。

皆がそれでいい、と言うのならばしょうがないが、私はいやだ。アベノマスクやGOTOトラベルを強行し、気に入らない官僚や学者を干し上げるような権力者に全権を委任したくない。いや、どんな権力者にもすべてを委ねるのはいやだ。いやだということだけは言っておく。


昼は御飯、永谷園のマツタケの味お吸い物、鶏の唐揚げ、カキフライ、春巻。

午後は、ちょっとだけ小川を散歩する。よく晴れて暑い。

路地裏のにゃんこ。

近江屋さんは今日はお休み。

素鵞神社にはけっこう人がいた。

小川の地酒、幾久一酒造。


旧天聖寺参道。


夕食は鮭の西京焼き、シューマイでビール、酒。

寝しなにサントリーホワイトの水割り。


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